事の始まり―リプレイ①―

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そんな学校に何故、ノンケと呼ばれる人種の俺が来たかだが。 小・中・高・大学とエスカレーター式で有名な私立校。しかも金持ち率高めな為、女受けもいい。 食い付きはまさにピラニアの如く良好だ。 中等部からだが庶民に優しい特待制度もあり、一芸がある奴はそれで入れたりする。 かくゆう俺も高等部からだがそれで入ったクチだ。 下の句限定の百人一首で…。何故それで入れたのかは未だに不明だ。 学園に至っては高級感を詰め込みましたと言わんばかりに豪華だ。 とても良い事ずくめの学校に見える。        ・・ …だが、問題が多々ある。   ・・ そう多々だ。 まずは男子校なので女はたまに出会う野生動物か、オカマ(ゴツい系てか、女か?)の保険医だ。 前者は問題外なので省くとして 後者に至っては、間違いなく童貞は捨てれるがバックバージンも捨てる事になるらしい。 そんなドス黒い青春の1頁を俺は断固として作りたくない。 そして環境だが、『エコを大事に!』と、でも言いたいのか美しい海と広大な山々に囲まれた場所に建っている。 景色は良く、空気も美味い。が、女の子の景色は一切無い。 と言うより、誘惑の多い外界に隔離されているような地形に学校は建っている。隔離施設ですかコノヤロー。 外出に至っては週一の定期バスしか無い…が許可が非常に厳しい。 もう学校から出す気が無いんじゃないかとしか常々思う。 そんな中をずーっといると同性愛者も増える。 なので、東雲みたいな奴は珍しくもない。 そこら辺は俺も大分、寛大になれた。が、やっぱり女の子の方が断然いい! 柔らかい体。上を見上げて話す仕草。ふわふわの良い匂い。甲高い声。短いスカートから覗く妄想しきれない領域。ちっちゃい唇。魅惑的なおっぱい…等々 中間、変態じみたが天秤に架けられない。
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