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その日は快晴だった。
俺は陸と入学に出会い仲良くなった。
最初は、女のような言葉を発したことに少々ビックリしたが、最近はそうでもない。
むしろ、陸といる方が楽しいのだ。
そして、その日もいつものように夕貴・葵に陸と俺とで廊下で話をしていた。
夕貴「陸。これを職員室に持って行くのを手伝え」
夕貴は、山盛りのプリントを抱えていた。
陸「拒否する」
夕貴「なんか言ったか?」
陸「………いえ、なにも」
陸は、仕方なく夕貴と職員室に向かった。
葵「ろくちゃんと夕ちゃん。いつの間にか仲良くなってるよね?」
葵が、2人の後ろ姿を見ながら話だした。
洸「まぁ、そうだな。最近の夕は変わったしな」
あれ?
なんか、嫌な気分がする。
葵「あ、やっぱそう思う?
夕ちゃん、昔に比べて優しくなったよね」
洸「あぁ、うん」
と、曖昧な返事。
いつものことだと葵は気にしてないようだが
そのときの俺は、無性に夕貴と陸が一緒にいることが気になった。
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