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陸「えー。溝遊びだよ」
なんも迷いもない満面な笑顔。
夕貴「ダメダメ!汚いから、そこの道にお絵かきしよう」
必死こいて陸の腕を掴みながら引っ張る夕貴。
陸「えーー」
それでも、まだダダをこねる陸。
夕貴「行・こ・う・ね?」
陸「……は、…はぃ…」
幼い陸でも夕貴から見えるどす黒いオーラは感じとれたみたいだ。
陸は、一汗を垂らし渋々言うことを聞いた。
最初は、嫌々お絵かきをしていた陸だったが、徐々に溶け込んでいった。
陸「あはっ。かわいい」
と、満面な笑顔の陸。
その姿を横にいる夕貴は、顔を真っ赤にしながら陸の姿を見ていた。
見るからに、夕貴は陸に一目惚れをしたようだ。
ぼーぜんと見ていた夕貴に陸が話かける。
陸「ねぇ?」
夕貴「…へっ!!?」
陸「顔赤いけど大丈夫?」
顔を近づける陸に対し
夕貴(うう~。ち…ちかい!)
と、顔をさらに真っ赤にする夕貴。
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