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夕貴「あ、ママー」
呼ばれた夕貴は、笑顔で女性の方に走っていく。
母「あら?和ちゃん?」
陸を抱いたまま、女性に気づく陸の母。
「えっ?佳代子?」
呼ばれた女性と目を合わせる。
佳代子「キャー!和ちゃぁん」
と、陸を離しその女性に抱きつく。
夕貴よりも早く…。
和子「か、佳代子!なんで佳代子がいるの!?」
佳代子「いやん。もう、和ちゃんったらぁ」
照れくさそうに和子の肩をバンバン叩く。
和子「人の質問に答えなさい」
佳代子「そりゃあ、もちろん。和ちゃんと私の…」
と、佳代子の言葉など無視して
和子「帰るわよ。夕貴」
後ろを振り向いて去ろうとしていた。
佳代子「和ちゃん。冗談だよ」
ふふと笑う佳代子。
和子「絶対本気だったよね…?」
陸の笑顔に恐怖を感じた和子だった。
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