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「では主人公は誰がしますか~?」
「修也くんがいいと思いまーす」
思えばこの時からだろうな、俺のわけのわからない人生の始まりは……。
この俺、斎澤 修也(いつきざわ しゅうや)は、そのなんだ……主人公というやつだ。
いや、別になりたくてなったわけじゃないからな!
何と言うか……もはや陰謀としか言いようがないわ。
上記で言った通り、あの時から今の状況になっているんだ……そう幼稚園の劇の役を決める時から。
それ以降なぜかたいていの劇では主人公にされるだの
友達とゲームしててもラスボスにとどめを刺すのは俺の役目だの
なんか学校で問題が起こったら必ず解決する役は俺(しかもワトソンくんみたいな助手っぽいやつが一人いる)
別に熱血でもないし、生まれた時からボールが友達ってわけでもない。
手から炎を出せるわけでもないし、じっちゃんが名探偵って設定もない普通の男なんだけどなぁ。
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