第1章・きっかけ

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"邪魔するな" と言わんばかりに 彼ら全員は 1人の男を囲むようにして 立ち向かっていく。 だが グループリーダーである男が 助けに来た彼と 乱闘の末、敗北すると 見るも無惨で 一目散に逃亡して 姿を消した。 静まり返った公園で まだ震え続ける私の元へ 男はやってくる。 完全に 安心出来る訳ない状況で 怯えている私が 最初に目をやったのが 男の顔。 ―――どこかで見た覚えがあった。
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