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「―――けい…慧!」
意識の深い所で
誰かに呼ばれ
目覚めた時には
友人が居た。
学校の机に伏せて
寝ていた私は
上体を起こし
重い瞼を無理矢理開け
彼女を見上げた。
「カラオケ行こっ!」
中学生になり
新たな遊びを
覚えてからの私は
それしかなかった。
最近
何の変化もない日常に
嫌気が差していたので
友人の誘いに
首を縦に振った―――。
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