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「彼、良い動きをしてるね」
「はい、あの敵数に遅れをとってませんから」
それを知ってか知らずか、鈴堂達は冷静に立浪の実力の評価をしていた。
その場から逃げる気配は無い。
「間違いないな。 隊長不在であるこの部隊を今引っ張っているのは彼だ。 他の機に比べて、センスが頭一つ分抜きん出てる。 何より機体の反応速度について行けてるのは驚いた」
「配属が楽しみなりましたか?」
「ああ、そうだね」
そこに立浪の警告がもう一度入る。
『お前ら人の話聞いてるのかよ! 早く逃げろぉ!』
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