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「少し品性を欠いてはいる様ですけど」
「そうかな? 口は悪いけど、ちゃんとBeast達を牽制して僕達が逃げられるルートと時間を確保しようとしてくれているよ。 ただまぁ……」
鈴堂は目を細めるとBeastを睨み付ける。
「僕達は民間人じゃ無いから、守られなくても良いんだけどね」
そして、無謀にもその化物たちに向かって走り出した。
少女は一言、守られなくても大丈夫なのは、あなただけです、そう冷静に呟いた。
だがその行動を見た立浪は冷静ではいられない。
『なっ!? 馬鹿野郎、脳味噌腐ってやがるのか! 死ぬぞ!』
しかし立浪の言葉への返答は、聞き間違いかと思える様なものが返ってきた。
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