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『あなた、呆けて無いで指示に従って下さい!』
不意に割り込まれた通信。
立浪はそこで初めて、自分がボケッと突っ立ってた事に気づく。
『良いですか。 いくらあの人でも、あんな化物相手に致命傷は与えられません。 だからあなたが殺らなければいけないんです』
モニターには男と一緒にいた少女が、自前であろうNPCを道の端で広げ何かの作業をしているのが見えた。
成る程、あれで通信に割り込んで来ているわけだ。
ほんの数秒、立浪は今の状況を整理して、その優先順位を決める。
そう、生身の男が化物蹴り飛ばそうが、どこぞの小娘が自分達の部隊の通信に割り込んで来ようが、関係ない。
『とどめ刺しゃあ良いんだな』
今大事なのは、この化物共を倒し尽くしてやること。
それ以外は全部まとめて後回しだ。
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