プロローグ

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 この、一見不釣り合いな二人、やって来た目的は同じであった。    少女の言っていた、仕事の為である。   「でもさ、隊長と言い慣れないなら、今言い掛けたみたいにいつもの様に鈴堂と呼べば良いじゃないか」   「いえ、それではこれから会う部下に示しがつかなくなります。 あなたは隊長で私はその補佐。 ちゃんとしなければ規律が乱れます」    彼らの仕事は軍属に近い。    そして男性、鈴堂はこれから向かう先にある部隊の新隊長に着任するのである。    かつて日本を防衛する為に組織されていた自衛隊などより遥かに実戦を行い、外国に存在する様々な特殊部隊より尚特殊であり、更に強力な科学力を有する部隊、それが……。  
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