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「くぅっ、数が多いか。 左!」
立浪は機体装備である散弾銃『ミロク』と無骨な刀身の黒い剣『鉄』を構えると、向かって来た一匹を切り伏せ距離を取った。
「不味いな。 後七匹、一人じゃ荷が重い」
そこに仲間の別機から通信が入る。
シノハラ機の回収が完了し、救援に来れると言う事を期待したのだが、内容は今の状況で最悪のものだった。
『タツナミ機、こちら御手洗。 一人にしてる上で悪いんだが、あの駅の近くにいるの、民間人じゃないか?』
「なぁにぃ!?」
立浪はすぐにモニターで東京駅の付近を確認する。
いた!
男女の二人組だ。
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