第一話 光と闇の再開

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グランス「そうか、じゃあよかった、安心して送り出せる。母さん、これからはずっと2人か…少し寂しくなるな。」 メノウ「そうね、やっぱり息子が出て行くのはさびしいものね。」 キール「ん?」 ユル「いや、でも立派になったな…この年で自立か…。」 ニーナ「私達も似たようなものだったけれどね。」 アル「自立?」 キール「あの、質問いい?」 アル「おれも。」 グランス「なんだ?代表して聞こう。」 アル「…自立ってなに?」 キール「この旅の終わりは?」 シルド「もちろん終わりは無い、いわば、人生の旅立ちだよ、自立の第一歩だ。」 アル「まてい!人生の修行ってそういう意味かい!」 キール「やっぱり追い出されるんじゃねーか!!」 グランス「ははは、細かいことは気にするな。」 キール「細かくない!」 ニーナ「キール、私なんて旅立ちは荒野に置き去りにされたことからよ?」 キール「それは特殊すぎる!」 アル「そもそも、14で自立ってあり得ないだろ!?」 ユル「10才で自立していたぞ、私は。」 キール「だ~か~ら~何でこう家の親は自分達が非常識だと理解してねぇんだ!!」 グランス「それは仕方ない。そこに関しては途中で諦めたくらいだ。」 キール「諦めず矯正してくださいよ!」 メノウ「まぁ、それは置いておいて。」 ニーナ「とりあえず」 グランス&ユル「とっとと、行け!!!」 げしっと蹴り出された二人だった。 …………
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