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グランス「そうか、じゃあよかった、安心して送り出せる。母さん、これからはずっと2人か…少し寂しくなるな。」
メノウ「そうね、やっぱり息子が出て行くのはさびしいものね。」
キール「ん?」
ユル「いや、でも立派になったな…この年で自立か…。」
ニーナ「私達も似たようなものだったけれどね。」
アル「自立?」
キール「あの、質問いい?」
アル「おれも。」
グランス「なんだ?代表して聞こう。」
アル「…自立ってなに?」
キール「この旅の終わりは?」
シルド「もちろん終わりは無い、いわば、人生の旅立ちだよ、自立の第一歩だ。」
アル「まてい!人生の修行ってそういう意味かい!」
キール「やっぱり追い出されるんじゃねーか!!」
グランス「ははは、細かいことは気にするな。」
キール「細かくない!」
ニーナ「キール、私なんて旅立ちは荒野に置き去りにされたことからよ?」
キール「それは特殊すぎる!」
アル「そもそも、14で自立ってあり得ないだろ!?」
ユル「10才で自立していたぞ、私は。」
キール「だ~か~ら~何でこう家の親は自分達が非常識だと理解してねぇんだ!!」
グランス「それは仕方ない。そこに関しては途中で諦めたくらいだ。」
キール「諦めず矯正してくださいよ!」
メノウ「まぁ、それは置いておいて。」
ニーナ「とりあえず」
グランス&ユル「とっとと、行け!!!」
げしっと蹴り出された二人だった。
…………
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