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「顔が茹でタコになってるぞ 」
「うん ちょっと長く入りすぎたかな 」
「ハハハッ 風邪ひくから早くベッドに入ったら 」
「うん 」
「じゃ先に寝るねっ」
「おやすみ」
「オヤスミ~」
『もうちょっとくらい横に座っていたかったのに 』
ベッドに入ってみたものの
慎一郎がまだリビングで起きていると思うと気になって眠れない。
「あっ! 」
結衣は突然ベッドから抜け出してカバンの中に手を突っ込んだ。
「あった 」
「慎ちゃん~ 」
「どうしたの 眠れないの?」
「ううん」
「慎ちゃん携帯貸して 」
「どうしたの? 」
慎一郎は結衣に自分の携帯電話を差し出した。
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