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『冗談で流してくれるとか笑い飛ばすとか』
『何か言ってよ』
無言のまま学校の門の前に到着
「ありがと」
「いってらっしゃーい 」
『いつもと変わらない』
慎一郎は結衣に手を振って去って行った
「・・・」
とぼとぼと歩く結衣の後ろからクラスの何名かが声をかけた
「結衣久しぶり」
「あっ 久しぶり」
友達のような友達ではないような
結衣達とは少しキャラ違いの面々
「久しぶりに学校に来たと思ったら外車でなんて派手な登場じゃないっ」
「えっ あっ あぁ 」
「結衣の彼氏なの? 」
「やっ そんなんじゃないよ」
「そーなの まぁ結衣の彼にしてはでき過ぎだと思ったわ 」
『何が言いたいんだ』
『確かにでき過ぎかもしれないけど あえて今言わないで』
結衣は反論することもなく教室に向かった
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