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『電話した方がいいかな』
『忙しいって言ってたし 後でメールしよう』
気にしつつ目の前にお料理を並べられたらすっかり食欲は戻っていた
数十分後
慎一郎がShealaに現れた。
『来た来た(笑) 』
入り口に背中を向けていた結衣達は全く気付かず、
室井と篤が先に気がついて
「あっ?!」
何も知らなかった篤は突然の堤の登場にあせって
「こっちこっち 」
室井は、あたかも慎一郎が来るのが分かっていたように右手を大きく上げた。
「えっ? 」
3人は上半身全部で後ろを振り向き
『慎ちゃん?! 』
結衣は思わず大きな声を上げそうになった。
慎一郎は不機嫌指数MAXな顔で椅子を引き ドカッと音を立てて座った。
「早かったな 」
「・・・・・。」
室井の言葉に慎一郎は何も答えず結衣の方をチラリと見た。
『一樹さん一言も慎ちゃんが来るなんて言ってなかったのに』
「・・・・・ 」
『確かに怒ってる・・・・ 』
『それも かなり』
「スミマセンっ 」
慎一郎はメニューも見ずに飲み物を注文した。
「慎ちゃん何処にいたの? 」
恵子が話しかけた。
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