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「細川さんの携帯ではないですか? 」
何度も電話し慣れた番号
それにリダイヤルしているから番号を間違えるはずはない
慎一郎は少し言葉を詰まらせながら言った。
「そうです。」
「?! 」
「あなたは? 」
『何で俺が疑われてる? 』
「一緒に仕事をしている者ですが アナタは? っていうか結衣ちゃんは?? 」
「今結衣ちゃん酔っ払って寝ちゃったんですよ 」
「何 ?!」
「そっこどこですか?! 」
「今すぐ迎えに行きます」
「場所は?」
慎一郎は上着を手に、スグに家を出た。
何度もかけてみてよかった。
電話を取った男が変な奴じゃなくてよかった
何度もつぶやいた。
男の声を聞いて心臓を掴まれたような気がした。
慎一郎は男の言った場所に車を飛ばした。
キッ キー
言われた場所には会ったことのない 結衣とは毛色の全く違う女の子が1人と野郎が2人立っていた。
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