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『こんなになるまで飲ませやがって# 』
そう言ってやりたくなったが、
「電話取ってくれてありがとう」
一言だけ言って結衣を抱き上げ車に乗せた
3人はキョトンとしたまま 慎一郎の車が去って行くのを見ていた。
「こんなに飲んで 」
体を動かしても気付きもしない
「自分を大事にしろよ 」
自分が怒らせたとは言え、今日の結衣の行動には寿命が縮まる思いがした。
慎一郎は結衣を大切に抱きかかえ部屋まで運んだ
自分の腕の中でスヤスヤと眠る結衣を見て
「心配させんなよ 」
しばらく寝かせた結衣の横に座って
無事に連れて帰って来れた事にホッと しながら見つめていた
そして何も知らずに寝ている結衣をフワフワの布団でくるんでやった。
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