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「ヤバい 慎ちゃんが帰って来た」
『どうしよう 隠れるのも変だし 』
オロオロした結果 バツが悪い顔で慎一郎を出迎えた。
「ただいま・・・」
「・・・お帰りなさい 」
『今日に限って何でこんなに早く帰って来るの?』
仕上げて帰るつもりだったのに
昨日の今日でまだ心の準備ができていない
「あの・・・昨日・・・」
結衣の声が聞こえたのか聞こえなかったのか、
おもむろにテーブルの上に手に持っていた紙袋を置いた。
「お腹空いてない? 」
「・・・・・。」
まだ結衣は食べ物なんて見たくもない心境。
「食べないの? 」
軽くうなずき
「気分が悪いから今はいい 」
「はぁ~」
慎一郎は大きなため息を付いた。
テーブルを挟んで結衣を目の前にしたら、
何から話したらいいのか、
言いたいことがありすぎて
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