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勢いよく走って来て
「?!」
結衣はドア越しに慎一郎におやすみのKissをした。
「・・・・・hu 」
『全然足りない 』
車のドアを開けて慎一郎の首に飛びつくように腕を回した。
「帰らないのか? 」
優しい声が結衣の頭の後ろで聞こえる。
「もう少しだけ一緒にいたい 」
慎一郎はなだめる様に結衣を包み込む。
「慎ちゃん」
「Um? 」
「帰りたくないよ 」
「ハハハァ どっちだよっ 」
「朝までこのままがいい」
「ダメ 」
「明日連絡して 」
「ケチ (00) 」
『慎ちゃんは一緒にいたくないんだ』
「ほらっ 」
結衣の腕をほどいて顔を見た。
「hu 明日学校なんだろ 終わったらゆっくりしよう 」
「うん 」
シブシブ慎一郎から離れてマンションに入って行った。
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