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「結衣のメアド教えといたから」
「えっ~ 」
「だって彼氏欲しいんでしょ」
「そうだけど 」
「謙君って格好いいし、いいんじゃないの 」
「でも謙君って顔も覚えてないのに 」
結衣は正直に話した。
「マジで?」
「散々アプローチされてたくせに」
「ゴメン 酔ってて覚えてない 」
「まぁそのうちメールあるだろうし会ってみれば思い出すでしょ 」
「会うの?...」
「所で迎えに来た人は お兄さん? 」
「迎えに? 」
「えっ それも覚えてないの? 」
「結衣の携帯が何度も鳴ってたから取ったの で迎えに来てもらったんだよ 聞いてないの? 」
『そうだったんだ そこ全然聞かなかった 』
ちゃんと話さないまま慎ちゃんの家を出て
『自分で勝手に行ったんだと思ってた 』
「とにかく謙君は結衣と付き合うって宣言してたよ 」
「・・・・・。」
香澄は喋るだけ喋って香水の匂いをその場にプンプンと残して去って行った。
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