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「ちょっとー謙って誰 ?」
「結衣ちゃん 話さないといけない事がたくさんありそうね!」
恵子と紀子は身を乗り出して食いついてきた。
「そー言えば連絡してこなかったしね 怪しい」
「あっ うっうん その話はまた後で 」
結衣は突然前を向いて、まるで講義を聞くので忙しい
というフリをした。
キーン コーン
無情にも抗議の終わりのチャイムが鳴った。
「結衣ちゃ~ん おいで」
講義が終わったとたん恵子と紀子に連れられて食堂に向かった
『学食のカレーって何も入っていないのに何故か美味しいんだよね 』
結衣が大口でカレーを口に運んでいるのを見て、
「食べてる場合か# 」
呑気な結衣に激を飛ばした。
「どこでやったの? 」
「BOX」
「野郎は何人? 」
「確か4.5人。」
「女子は何人? 」
「香澄ちゃんの友達と3人。」
「男が多い~~~~~~」
「最初は3×3だったのに後で増えたんだ」
「私達を呼ぶべきだろ###」
「 何故に増えた時点でメールをしない?! 自分だけよかったらいいのかぁー」
「増えた時くらいからあんまり記憶がないんだ 」
「もぉ~ 結衣の役立たず 」
「自分だけイケメンGETか~ 」
「慎ちゃんに言ってやる」
「それだけはやめてー」
♪~♪~ ♪~♪~
責められて大騒ぎをしている時、鳴らないはずの結衣の携帯が鳴った。
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