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「えっ何で鳴るの？？？ 」
お金を払っていない結衣本人が一番驚いた
結衣は恐る恐る携帯を開いてみる。
「あっ 」
「どうしたの？ 」
「アンタお金払ったの？ 」
「・・・・ちがう 」
「違うって？ 」
「慎ちゃんだ 」
ｅ～（終わったら電話して ）
結衣はあわてて慎一郎に電話をした。
♪～♪～ ♪～♪～
「もしもし」
「慎ちゃん 」
「ビックリした？ 連絡取れないと俺が不便だから」
『慎ちゃんはいつもそう 恩着せがましくなくサラッと言う それが当たり前 のように私を甘やかせるんだ 』
「ありがと でも返すお金がない」
「いらないよっ」
「ダメだよ」
「でもゴメンね 」
「何で謝んの？ 連絡取れないと俺が嫌なんだよ 」
「うん 」
「ありがと」
「じゃ終わったら電話しろよ 」
「・・・・・。」
結衣は今すぐにでも飛んで行きたい
せっかく声を聞けたのに、もう切るの？
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