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「コンパ行ったのに?」
「うっうん 」
「話せば長~くなるんだけど」
「あの日」
結衣はコンパの始まりから慎一郎の部屋で目覚めた事を説明した。
「だからっ 謙なんて人は全く誰か知らないんだ」
「そりゃそーだろーよ 」
「慎ちゃんがね」
「結衣の事をね」
「2人して何よーっ 」
「・・・・・。」
「オメデトウ 」
「 えっ?」
オメデトウと言われるとは予想外。
「よかったね~ 」
「アンタがコンパとか言い出した時はどうなる事かとハラハラしたわよ」
「私たちは最初から分かってたけどね」
「結衣は最初から慎ちゃんの事好きだったでしょ 」
「何で分かってたの? 」
恵子と紀子はその言葉に驚いた。
単純な性格で何でも顔に出てしまう事を気づいてない
「気づいてないのはアンタだけでしょ 」
「送り迎えはするは、毎日一緒にご飯食べて、家に泊めてまで仕事するっ? 普通しないでしょ?! 鈍過ぎるよ 」
「どう考えてもおかしいでしょ 」
「そうなんだぁ~ 慎ちゃん優しいなぁって思ってた。」
「はぁ~ 世の中にそんないい人はいないよ 」
「とにかく 結衣にとってはエベレスト級にハードルが高い訳だから慎ちゃんに今のまま可愛がってもらえるように頑張りな 」
「そう言われても」
自分でも慎ちゃんが彼氏なんて
『彼氏とは言ってない 』
Kissしたのだって実は夢じゃないか とも思ってる
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