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午後の講義は毎回の事ではあるが睡眠学習。
前夜睡眠が足りている足りていないに関係なく睡魔は襲ってくる
「あーもーダメ 」
結衣の意識が遠のいた。
「結衣 結衣」
「もぉー毎回爆睡しすぎだよ」
紀子の声で目が覚めた。
「またもや寝てしまったぁ 」
「何でこの机はこんなに眠りを誘うんだろ、不眠症の人に教えてあげたい」
机をスリスリとなぜながら現実に戻って
提出用の内容だけを聞いてノートを片付けた。
「お茶する? 」
「ううん 」
「ハイ ハイ お幸せそうで」
e~
「睡眠学習終了致しました 」
送信⇒
結衣は慎一郎へのメールを送信した後、返信を待たずに
「ばいば~い」
大きく両手を振ってそそくさと教室を出て行った。
「じゃーねー 」
「やっと結衣も幸せがやってくるんだね」
「恋する乙女だね」
「私達も楽しいクリスマスを送るために頑張らないと 」
結衣が慌てて出て行く姿を紀子と恵子は笑顔で見送った。
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