本当の事

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「ゴメン 慎ちゃん 」 「いいよ早く着いただけだから 」 「友達はいいの? 」 「あっ うん 」 「・・・・。」 慎一郎と結衣が歩いて行くのが香澄の目に入った。 「結衣っ」 「あの人この間の」 結衣を乗せた外車は低い音と共に去って行った。 「慎ちゃん 何でこんなに早いの? 」 「早く終わらせたんだ」 「 ありがと」 『毎日見ている慎ちゃんなのに、いつもよりもっともっと格好良く見える 』 「家でゆっくりするか? 何か食べに行く? 」 「・・・・。」 「結衣ちゃん聞いてる?? 」 「えっ うっうん。」 「どうしたの? 」 「うっうん何でもないよ」 『つい見とれてましたなんて言えない』 「おっお鍋しよーよ」 『何か言わなきゃ』 慌てて答えた。
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