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「どうしたの?」
「今日はさっきから何? 」
「何で謝ってばっかり? 」
「何かあったの? 」
『また篤にでも何か言われたのか』
『人に影響されるタイプだからな』
「だって本当の事でしょ」
「俺が何か返してくれないと嫌いになるとでも言ったか? 」
「ううん言ってない 」
何か慎ちゃんの事が好き過ぎてどうしていいか分からなくて、いっぱいいっぱいになって
どうやったら嫌われないで済むのか考えてたら今まで通り話せなくなった。
出てきた言葉がゴメンねしか思いつかなくて
「そうやって謝ってばかりいられるのは確かに好きじゃないし、コンパに行って記憶が飛んでしまうほど酔った結衣ちゃんも好きじゃない!」
「・・・・。」
「・・・・・。」
慎一郎がバックギアに入れて車を動かそうとした時、
結衣がおもむろにシートベルトを外して車のドアを開けた。
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