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手をつないで歩く事も、まとわりつかれる事も本来なら嫌いなはずなのに
結衣ちゃんは
逆に安心するような気がする。
向かえ合わせに座った慎一郎をジッと 見つめていた。
「何 どうしたの? 」
『どんな女性が慎ちゃんにふさわしい??? 』
『やっぱり綺麗でスタイルもよくて オシャレじゃないと釣り合わない』
「食べないのか? 」
「・・・・。」
「結衣ちゃん ?」
「 あ~」
「あ~って 何考えてたの?」
「内緒 」
「内緒?」
「俺に内緒事があんの?」
「うん。」
「嫌な感じだな」
「いいでしょ」
「ねぇ ねぇ 慎ちゃんはどんな女性が好き?」
結衣はテーブルを乗り出すように聞いた。
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