2376人が本棚に入れています
本棚に追加
/724ページ
「あれ? 」
「携帯がな~い 」
「こっちのテーブルにあるよ 」
『昨日のメール』
慎一郎はメールを見る結衣の姿が気になった。
結衣はリビングに戻り
「慎ちゃんのスーツ姿待ち受けにする 」
「・・・・・。」
携帯電話を開いた結衣は、
「あっメール」
スグに未読メールに気付いた。
「篤君だぁ 」
結衣は慎一郎の視線に気付かず篤の名前をつぶやく。
「・・・・・・。」
結衣は何事もなかったように、
「慎ちゃんそこ立って 写メ撮るよ」
「ダメ!」
「何で? 」
「何でも 」
「もぉ 」
「メール来てんだろ」
「あっ うん。」
「篤君から」
「返事しなくていいのか? 」
本音を言えば返信なんてするな と言いたい。
顔は何も気にしてないように平然と言ってみた。
最初のコメントを投稿しよう!