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「どうした? 」
ジッと見ている結衣の視線に気いた。
「ううん。」
「今日は大人だね 」
「・・・・♪ 」
「変じゃない? 」
「大人っぽくしてみたかったんだろ 」
結衣は改めて言われて、恥ずかしくて下を向いてしまった。
下を向いたら履きなれないヒールが目に入り、
「~♪ 」
思わずニヤけた。
慎一郎は微笑んだ結衣の手をそっと取った。
『慎ちゃん 』
握られた手が「好き 」
と言ってくれているようで、
結衣は思わず握り返した。
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