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「ナイフとフォークがいっぱい並んでる 」
「プリティーウーマンで見たことある クルクル貝はやめてね」
「ぶっふふっ」
慎一郎は小さな声で言っている 本気の結衣の顔が可愛くて
思わず笑ってしまった。
「分かったよ 確かに結衣ちゃんも飛ばしそうだもんね」
「全然否定できない。」
「でも慎ちゃんナイフとフォークみたいなの初めてでできないよっ 」
「大丈夫 覚えたら簡単だから」
「うん がんばる 」
おいしい料理。
格好いい服。
素敵な景色。
何より目の前には大好きな慎ちゃん
『今日はジュリアロバーツにも負けない』
「慎ちゃんありがと」
「Um何が?」
「こんなに素敵なデート。」
「気に入ってくれた?」
「うん もちろん すごく」
デザートが目の前に運ばれて来た時、
飲んでいたワインよりも目の前の光景に酔ってしまいそうになった。
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