本当の事

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「・・・・・。」 呆然と立ちすくんで足が動かない。 「何で慎ちゃんと香澄ちゃんが?」 慎一郎の目を避けて出ようと裏門に向かいながら、 慎一郎と香澄が2人並んだ姿が頭の中から離れなかった。 『でも2人、似合ってるかも 』 結局は見た目が肝心なんだよね 今度は香澄ちゃんと仕事すんのかな。 私は もういらないか。 ♪~♪~   ♪~♪~ (恵子) 「何処? 」 「今、裏門出た所。」 「待ってて」 恵子と紀子の2人が走って来た。 「慎ちゃんは? 」 「もう来ないで って言っといた」 「そう。」 「慎ちゃんは何て? 」 「何も言わなかったよっ 」 「・・・・そう。」 「結衣  今日は騒ごう 」 結衣の肩をポンと叩いて、 いつものカラオケボックスに向かった。
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