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「そうなの結衣ちゃん? 」
「うん」
何があったの?
聞きたい
手をつないで自分の目の前に現れたのは、ついこの間の事なのに
慎一郎さんを無視だって
「今は話たくない。 」
結衣が小さな声で言った。
「どうしたの? 」
「・・・・・。」
『結衣は唇を動かさなかった』
「俺から連絡しようか? 」
「・・・・・。」
「でも結衣ちゃん有力候補なんだから」
「何があったかは分からないけど、チャンスなんだよ 」
「・・・・・。」
「 明日自分で連絡するから 」
「・・・・・。」
結衣は、そう言って口をつぐんだ。
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