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ねぇ、聞いて?
僕…最近おかしいんだ
たまに胸が締め付けられるようにきゅうって痛くなる。
鼓動も早くなるんだ。
なんでだろう…
「なんでって言われてもねぇ~…」
そう言ってジヨンヒョンはなんとも言えない顔をした。
「僕だって自分のことがわからないんだもん…」
しゅんとしてうなだれた。(病気なのかなぁ、とか思ったりして)
「スンリ、それが最初に起きたのはいつなんだ?」
ヨンベヒョンの質問に少し驚いて(聞いてないと思った!)記憶を手繰り寄せる。
―確か、あの時?ちがう…もっと前、もっと―
「…あ。」
「思い出したか?その時何があったのか言ってみてくれ。」
そうだ…確かあの時…
「みんなで日本語の伝言ゲームした日…覚えてる?」
「あぁ、俺がやろうっていったやつ~?」
『日本語の勉強にもなるだろ~!!』ってジヨンヒョンが言って、ヨンベヒョン、ジヨンヒョン、ヒョン、僕、テソンヒョンの順番でやり始めたんだ。
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