416人が本棚に入れています
本棚に追加
飲み会が始まった後、俺はヨンベに絡む振りをしてこそっと話しかけた。
「ヨンベ、どうだ?スンリの様子は…」
「あぁ…あれを見てくれ。」
視線を向けると、酒が回ったのか少し赤くなった頬と潤んだ瞳でタビヒョンをじっと見つめるスンリ。
「あれは完全に恋する女の子の顔だね…。」
「あぁ、スンリは本当にタビヒョンに恋をしているのか?」
2人を観察しているとタビヒョンがスンリの視線に気付いて顔を向けた。その瞬間、スンリはびくっと肩を少し竦めて顔をリンゴみたいに赤くした。
タビヒョンはスンリの気持ちを知ってか知らずか、スンリにうっすらと微笑んだ。
それをみたスンリはもうメロメロ…
「タビヒョンも酔ってるみたいだな…」
「あぁ…どうする?」
「そうだな…そろそろ"あれ"始めてみるか。」
よぅし…
名付けて「スンちゃんの気持ちを確かめちゃうぞ★ドキドキ王様ゲーム!」作戦開始だ!!
.
最初のコメントを投稿しよう!