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みんなの前に立ち上がり俺は声高らかに叫んだ。
「よ―し!王様ゲームやろうぜ~!」
「…ぉぉ~」
ヨンベが少し恥ずかしそうに応えた(こら!)
「王様!?王様アンニョ――ン!!はっはっはっはっは!!!」
意味もなく爆笑するテソンに一発かまして大人しくさせてやる。
「タビヒョンやろ~よ~」
「…いいぞ」
流し目しながら微笑んでくるタビヒョン…(ドキッ!じゃない!)やっぱり酔ってるみたいだ。
「スンリ~?」
「……。」
スンリはというとまだメロメロが解けていないみたいで、さっきと同じ顔で固まってる。
「ス・ン・リ!!!」
「…はっ、はい!何でしょうジヨンヒョン!」
「バ~カ、なんて顔してんだよ!ほら、王様ゲームやるぞ!」
スンリを部屋の中央にようやく連れてきて、まだ飲み続けるタビヒョンから酒をとりあげて、ずっと真顔のテソンにもう一発かまして、うとうとしてるヨンベのほっぺをペチンして…(あぁ、リーダーって大変!)
あらかじめ工作しておいた割り箸を出して、(一緒に仕掛けるヨンベの眠気もちゃんと覚まさなきゃ)全ての準備は整った!
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