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「君はロディック氏の弟子だね?」
シュヴァルツァーは優しい口調で言う。
「何故僕のことを?」
「俺は諜報局の仕事をしているから王宮魔導師の弟子すら暗記しているからね。お前達は直ちに錠を解き、黒翼の旅団の捜索、捕縛にあたれ!!」
軍人達はアッシュの手錠を解き、散っていった。
「悪かったな。仕事熱心な分、融通が利かん奴らでな。自己紹介が遅れた。俺の名はルーファス・イェン・シュヴァルツァー。位は中将だ。俺も仕事しないといけないのでこれにて失敬する」
ルーファスは走り去った。
「なかなかの力の持ち主のようだな」
アッシュがルーファスの走り去った方を見ながら言った。
「分かるんですか?」
「熱き魔力がひしひしと感じた。さあ、行くか」
そう言うとアッシュは歩き出した。
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