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どうしようどうしようどうしよう。
ココで強く拒否すればいいんだろうけど・・・やっぱり怖い。
でも、このままこの人たちについて行くのも不安だし・・・っ
頭の中がグチャグチャだった。
何をすればいいのかも分からずに、私は、ただ引きずられるままに、男たちの後をついて行く。
その時だった。
「オーイ☆俺・参上ーー!!
ってお前ら何してんの~?楽しいことなら俺も混ぜろ~♪」
とつぜん背後から、この男たちとは違う、また別の声が聞こえた。
とても陽気で、まるでステップを踏むような、軽やかな声音。
「お!ゴッチ~、やっと来たなお前。マジおっせーよ!
つーかお前今日も学校来なかっただろ?また寝坊か?」
私の腕を掴んでいた男は、すぐさま振り返ると、突如登場した男に、そう声をかけた。
私も後ろを振り向き、その男に視点を合わせたが・・・
・・・き、金髪ロン毛・・・・・。
そこには、更に怖い風貌のお兄さんが立っていて、自分の顔がドンドン青ざめていくのが分かった。
耳に空いたいくつものピアスの穴。
肩より少し上くらいの長さの、鮮やかな金髪。
顔立ちは・・・カッコイイんだろうけど、それが更に怖さを醸し出す。
その金髪の男は、私の方に視線をやると、頭に?マークを出した。
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