第1話

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え!?な、なに!? 何が目的!? まだ何かあるのー!? テンパっている間にも、金髪の男は、どんどん私との距離を縮めてく。 そして・・・私の目の前に立ち、私の顔をのぞきこむように少しかがむと・・・ 「なぁ☆お前、ヒマだろ?」 その怖そうな風貌には似合わない、 人懐っこい笑みを私に向けて、そう言った。 「え・・・あの・・・私・・・」 「うんうん♪ヒマだよな?そうだよな?まっちがいねーよ☆」 「いや・・・てか、アナタさっき・・・」 私なんかを引き連れるのはやめて、“おっとな~💓のお姉さん”をナンパするって言ってたよね・・・!? なのに何で急に・・・!? 私と同じことを考えたんだろう、他の男たちも、金髪の男に向かって文句を言い始めた。 「おいゴッチ!お前さっき中坊なんか興味ねぇって言ったばっかじゃねーか! なにまたナンパし直してんだ・・・。」 「言うこと変わりすぎだろー、お前。 まあもともと俺らが声かけた子だし、別に良いけどよー。」 え!?私は嫌だよ! いくら学校の先輩だからって、こんな怖そうな人たちと一緒になんて・・・無理。 男の人自体、苦手なのに・・・。
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