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え!?な、なに!?
何が目的!?
まだ何かあるのー!?
テンパっている間にも、金髪の男は、どんどん私との距離を縮めてく。
そして・・・私の目の前に立ち、私の顔をのぞきこむように少しかがむと・・・
「なぁ☆お前、ヒマだろ?」
その怖そうな風貌には似合わない、
人懐っこい笑みを私に向けて、そう言った。
「え・・・あの・・・私・・・」
「うんうん♪ヒマだよな?そうだよな?まっちがいねーよ☆」
「いや・・・てか、アナタさっき・・・」
私なんかを引き連れるのはやめて、“おっとな~💓のお姉さん”をナンパするって言ってたよね・・・!?
なのに何で急に・・・!?
私と同じことを考えたんだろう、他の男たちも、金髪の男に向かって文句を言い始めた。
「おいゴッチ!お前さっき中坊なんか興味ねぇって言ったばっかじゃねーか!
なにまたナンパし直してんだ・・・。」
「言うこと変わりすぎだろー、お前。
まあもともと俺らが声かけた子だし、別に良いけどよー。」
え!?私は嫌だよ!
いくら学校の先輩だからって、こんな怖そうな人たちと一緒になんて・・・無理。
男の人自体、苦手なのに・・・。
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