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だけど、
私の耳の中に、更にありえない言葉が飛びこんできた。
「おいおいちょっとちょっと☆
お前ら勘違いすんなよ。
俺、この子と二人で遊んでくっから。
だからお前らはついてくんなよ。」
・・・今、なんと?
おもわず目が点になる。
「はあ~~~!!?何だソレ!!お前急に何言ってんだよ!!」
「マジふざけんなって!ちゃっかり良いとこ取りかお前!!
てかどんだけお前気分屋なんだよ!」
当然、金髪の男の仲間は不満をもらす。
だけど金髪の男は、全く気にしてないように笑い、更に爆弾を投下した。
「ゴメンゴメン☆俺どうやら一目ぼれしたみたいだわ♪
いやーズッキュン❤きたね!
ってことで、俺はこれからこの子を全力でクドくんで、シンたちは悪いけど男2人でむさ苦しく絡むか、他の女でも調達して楽しんでくり♪」
空いた口が塞がらなかった。
まさに今の私の顔は、マヌケ面以外の何物でもないだろう。
こ、この人・・・どこまで本気で言ってんだろ・・・。
あまりにも唐突すぎる展開に、私が呆けていると、金髪の男は私の手を取り・・・
「まあそんなわけで・・・シン君にユットン君、チャオ♪
今日で俺は彼女いない歴2ケ月を卒業します☆
じゃあまた明日学校でなー!!」
仲間たちにそう告げて、私の返事も聞かずにさっさと歩きだしてしまった。
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