1305人が本棚に入れています
本棚に追加
「・・・アナタって・・・変わってますよね。」
「あー♪よく言われるわぁ~ソレ☆あと気分屋とも言われるかな。まあ自覚はあるけど。」
自覚はあるんだ・・・。
まあ無くても困るんだけど・・・。
この人と出会ってから、およそ20分くらいってところだろうか。
なんとなくだけど・・・
どんな人か分かってきた気がする。
ノリが軽い。
気分屋。自分勝手。
相手を自分のペースに合わせさせようとする。
そして、ソレが許されると当然のように思ってる。
でも・・・何だか憎めない愛嬌があるためか、実際、周りから許されている
・・・まるで私とは逆の人間だ。
「でさ、何か辛いことでもあるわけ?かずっぺは。」
さっきのさっき、ソレが原因で私があんなに激怒したと言うのに、性懲りもなくまた聞いてきた。
アナタ・・・ほんとに人の話を聞いてないんですね・・・。
「・・・壕地さんがかなりの気分屋だということは分かりましたけど・・・
ただのアナタの気まぐれで、これ以上私にかまわな」
「あ!ストーップ☆ダメダメかずっぺ!!さっきも言っただろー!?
“壕地さん”じゃなくて、そこは“ゴッチ”だって“ゴッチ”♪♪」
「えっと・・・どっちでもよくないですか・・・?」
「よっくねぇよ!!何か他人行儀みたいで寂しくなるだろー!?俺とかずっぺの仲じゃねぇか☆」
・・・いや、もともと他人みたいな関係ですけど・・・。
てゆうか本当にお願いですから、いいかげん私の話も聞いてください。
最初のコメントを投稿しよう!