第1話

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「・・・アナタって・・・変わってますよね。」 「あー♪よく言われるわぁ~ソレ☆あと気分屋とも言われるかな。まあ自覚はあるけど。」 自覚はあるんだ・・・。 まあ無くても困るんだけど・・・。 この人と出会ってから、およそ20分くらいってところだろうか。 なんとなくだけど・・・ どんな人か分かってきた気がする。 ノリが軽い。 気分屋。自分勝手。 相手を自分のペースに合わせさせようとする。 そして、ソレが許されると当然のように思ってる。 でも・・・何だか憎めない愛嬌があるためか、実際、周りから許されている ・・・まるで私とは逆の人間だ。 「でさ、何か辛いことでもあるわけ?かずっぺは。」 さっきのさっき、ソレが原因で私があんなに激怒したと言うのに、性懲りもなくまた聞いてきた。 アナタ・・・ほんとに人の話を聞いてないんですね・・・。 「・・・壕地さんがかなりの気分屋だということは分かりましたけど・・・ ただのアナタの気まぐれで、これ以上私にかまわな」 「あ!ストーップ☆ダメダメかずっぺ!!さっきも言っただろー!? “壕地さん”じゃなくて、そこは“ゴッチ”だって“ゴッチ”♪♪」 「えっと・・・どっちでもよくないですか・・・?」 「よっくねぇよ!!何か他人行儀みたいで寂しくなるだろー!?俺とかずっぺの仲じゃねぇか☆」 ・・・いや、もともと他人みたいな関係ですけど・・・。 てゆうか本当にお願いですから、いいかげん私の話も聞いてください。
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