*不可解な書き込み*

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『…………捺樹?』  確かにそのメッセージの書き込み主の名前の欄には〈塔宮捺樹〉と書き込まれている。 『なんとタイムリーな』 「だろ? 悪戯にしちゃ手が込みすぎてる」  と、その時タイミングよく電車がホームに滑り込んでくる。  達樹はパソコンの電源を素早く切ると荷物を持ち、扉の開いた近くの車両へと乗り込む。  乗客室に入ると空いている席へと身を沈める。そして動き出した電車の窓枠に肘を乗せ、頬杖をつきながら外を流れる景色をジッと見つめる。 「ま、行ってみりゃ分かる、か」 『うむ』
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