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今、僕は閉鎖空間にいる。
周りを見ればSOS団の朝比奈さん、インターフェイスの朝倉涼子、同じインターフェイスの喜緑さん、金持ちの鶴屋さんに僕の仲間の橘さん、九曜さん達が倒れていた。
他にも僕の知らない女の子が何人もいたが………やれやれ、キョン君って奴はどうしようもないフラグ作製男だね。
でも、僕もその女の子達を倒しキョンを手に入れる為に今こうしている訳だが………まだ一人最大の難関が残っていた。
それは――――
「ふふ、佐々木さんよく最後まで残ったわね」
―――――帝王『涼宮ハルヒ』である。
「橘さんと九曜さんが教えてくれたんだ。君の神人は僕と同じタイプの能力だとね…」
「試験終了30分前に必死こいて問題を解く受験生のようにあんたに託したわけか………」
「違うっ!!これは二人が残してくれた最後のメッセージだ!」
「まあ、どうでもいいわ。佐々木さんあんたを倒せばキョンが手に入るみたいだし」
「二人の最後のメッセージを無駄にはしない………」
僕と涼宮さんの間に沈黙が走る。
そして
「キョンプラチナ!!」
「キョン・ザ・ワールド!!」
二人同時に神人をだした!
ブシュウッと僕のスカートが破ける。
「………比べるまでもなかったわ。あたしのキョン・ザ・ワールドの方が強力ってことね」
「比べるまでもないってのはこのキョンに見せる為のスカートを少し傷つけた事かい?」
「やれやれ………どうして佐々木さんはこうも負けず嫌いなのかしら?」
涼宮ハルヒが肩を竦めた。
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