春の嵐~出会い~

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「美佳、イケメン好きの私が知らないとでも?松浦秀也って、女教師も悩殺するくらいの色気らしいよ。で、寄ってくる女は、片っ端から食ってるっつう話」 「は!?有り得ん。女の敵やん、それ」 「それが、女も遊びでいいからっつう感じだから、問題ないらしいよ。本気の女には、手を出さないらしいし」 「ふーん、私には関係ないね。朝の男がその松浦秀也だろうとなかろうと、嫌な奴にはかわりない」 「ふふっ、美佳らしい。容姿端麗、成績優秀。これで、性格まで良ければ、私のタイプなんだけど」 なんて暢気な亜梨の目は、妄想でもしているのかハートになってるんですけど。 「成績優秀って?」 まだ新学期始まって、一ヶ月くらいで何で知ってるんだろうと素朴な疑問がうまれ、思ったまま口にした。
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