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俺、松浦秀也、山上高校に入学して一ヶ月。
毎日、女がキャーキャー言って寄ってくる。
それは、俺の容姿が、普通より少しカッコイイかららしい。
まあ、自分でもそれは自覚している。
俺から声をかけることは、滅多にない。
そんな事しなくても、女が抱いてくれと言ってくるから、適当に相手する。
まあ、思春期なんだし、そこは仕方なくね?
けど、俺は、ある朝、なぜか自分から声をかけた女がいた。
その女は、先輩らしいが、俺を冷めた目で見ていた。
実際、女にキャーキャー言われてる俺を冷たい目で見てくる女も他にもいる。
だが、朝見た女は、軽蔑の冷めた目だけではなく、何つーんだろ、怒りと寂しさの共存しているそんな目?をしていた。
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