春の嵐~オンナ~

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こんな自分が信じられなくて、イライラして、朝から、寄ってきた女を片っ端から喰っていった。 「好き」「愛してる」は、決して言わないし、言う女は二度と抱かない。 我ながら酷い男だと思うが、仕方ねぇ。 そのかわり、「綺麗だよ」「可愛いね」と言ってやる。それが本当であろうとなかろうと。 女は、ある意味こわい。 俺だって、最初からこんな男じゃなかった。 普通に、女に告られ付き合ったこともあった。 でもある時、付き合っている女がツレに、 「秀也は、連れて歩くのにかっこいいから付き合ってるだけ。好きなわけないじゃん、あんな自己チュー男」 と言っているのを聞いてしまった。 なら、こっちも、適当にさせてもらおうと、その女の前で平気で違う女とキスしてやった。
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