新緑のニオイ~トラウマ~

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女を連れて、保健室に行くと、予想外に、先客がいた。 誰が居ても、俺は、関係ないし3Pになったとしてもいいや。 そんな軽い気持ちで、先客のいるベットのカーテンを開けた。 そこには、反対側に顔を向け、寝ている女がいた。 俺は、開けた瞬間、思わず、目を見開いた。 先程まで嗅いでいたニオイがふわりと漂ってきたから。 えっ?先輩? 慌てて、上履きを確認すると、確かに、二年の色の上履きだった。 名前は……って、俺、先輩の名前知らなかった。 フッ、俺、今から抱く女の名前も知らないや。 我ながら、笑えてくる。 俺の声聞いて、多分、先輩、寝たふりしているんだろうな。 背中を見せてるのは、その証拠だろう。
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