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次に階段の上にある鍛冶屋に連れて来られた。そこには人の耳より長い耳の老人がいた。老人は明らかに自分より大きいハンマーを奮っていた。
「よう。竜職人さん」
「おう!セガレか!…そっちにいるのは新人か?」
この老人は竜職人と言われるそうだ。アルファは竜職人が持っているハンマーをまじまじと見ていた。
セガレが小さな声で
「おい。挨拶ぐらいしろ」
と言ってきた。
「わ、悪りぃ。アルファです。よろしくお願い…」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴォォォォォォォォ
「うわぁぁぁぁ!!!!!!!!」
「こ…こんな…大きな地震は…は…初めてだ…!」
突然のことだった。今までモガの村を襲ったことの無い大きな地震が発生した。突然のことでアルファはしりもちをついた。
地震が止み、村長が緊急集会を行うことを発表した。
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