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~話はさかのぼり一時間前~
アルファとセガレが村長の家に着いた時には、村に住むほとんどの住民が集まっていた。地震に驚いて直感的にここに来たのだろう。しかし、驚きを隠せないのかざわざわしていた。
しばらくすると、家から出て来て、
「久しぶりに来た地震は本当に大きかったのぉ。しかし、心配はいらん………」
村長の話が5分程続いたところでアルファはいつの間にか立ち寝していた。すぐにそれに気付いたセガレは、アルファをげんこつで叩き起こした。
「……では解散じゃ!」と大きな声が村中に響き渡った。10分程で終わった村長の話だったが、かえってそれがアルファのストレスになった。その事をアルファの感情で分かったセガレは制裁なる罰(?)げんこつを再び落とした。
「◎◇$£¥※□~!!」
「ちっとはきちんと親父の話を聞け!」
「グ……」
アルファは言葉を失った。
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