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せっかくの楽しみを台無しにされまいと、ケイトは必死に父親の説得を試みる。
母親とテッドはもう了承していた。
小一時間説得してようやくジャンクスが折れた。
ケイトはお泊りしたいがために、あの手この手で父親を言いくるめることに成功。
テッドの家へのお泊まり券を手に入れた。
互いの片手を打ち合わせ、ケイトとテッドは満面の笑顔を浮かべた。
その夜、ケイトはテッドの家に泊まった。
草木も眠る丑三つ時……。
ジャンクスとクリスは、ケイトの家の二階にある寝室で寝ている。
夕方、ケイトとテッドはルイスだけをお供にテッドの家へとあがりこんだ。
夜遅くまで一緒にゲームをし、一緒にお風呂も入って映画を観て。
結局日が昇っているうちにジョンとルイスにご飯をあげてから移動することにしたのだが、二人ともいつもの事なのに待ちきれなかったようで、正午には移動していた。
夕食は、クリスがわざわテッドの家までサンドイッチやピザを届けてくれた。
――そして夜。
その日の夜は寒かったので、寒さが苦手なルイスは、テッドの家の中へと避難していた。
ジョンもルイスもれっきとしたシベリアン・ハスキーなのだが、ルイスが暑がりというのならばわかるが、ルイスは何故か寒がりだった。
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